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谷口農場便り47号(06-5月~11月)

1.キャッサバの栽培始める
キャッサバとは、その根から澱粉を取る。桑の木に似た1.5~2mに成長する。私はこの植物を「人類の食糧問題を救う最後の植物」と言っている。米、麦、トウモロコシ等と比べると最高の収量、旱魃に強く、土を選ばず、甘藷の3.5倍の収量。只問題は微量の青酸カリを含んでいる。其処で私はサイレージを作り、一月熟成させて、家畜に給与したら、何の問題もないので、この方法を教え、広めたいと胸を膨らませている。煮たり、干し芋にしたり晒したりすれば無毒になるので、原産地の中南米では既に重要な食料になっているのである。
2.大阪の医師 谷口恭氏(男性)エイズ孤児の支援開始
タイでは20年前から売春婦やエイズが急増し、それを知った谷口恭子さんは「タイとの交流の会」を作り、会長として5本の柱の活動(1.ミシンプロゼクト2.奨学金里親制度3.果樹の森4.エイズの人に光を5.谷口農場支援)を展開したところ、数年でその成果が上がり始め、売春婦は殆どゼロ、エイズも減少の一途へ。タイ政府はその会へ感謝状を贈り、義務教育を中学まで引き上げた。然し新にエイズ孤児が増え始めたので谷口恭医師は、タイの谷口農場や日本の「タイとの交流の会」の会長宅(熊本)も訪問し、大阪に医師法人の会を新設し、この秋よりタイのエイズ孤児10人の支援から始められた。
3.アメリカの大学生高橋舞さんが、農村開発のレポート作成に谷口21世紀農場へ
舞さんは熊本県の方で、中高校の時に新聞やホームページで谷口農場を知り、親娘で2回農場を訪問された事がある。そして更に今回大学生としての来場である。その行動力に私も勇気を貰った日本娘さん。
4.イネの新品種入手
これまでT.M.Rと言うインディカ種は、それまでの近隣農家の3~4倍の成績を上げているが、この新種は其れより味・収量共に良く、高収で、更にイネの大敵、イモチ病にも強い事を発見したので、今後はこの品種も我が農場の自慢の作目に加え、人類に迫り来る食糧難に備えたい。
5.隣郡のエイズ支援も開始
エイズ患者の援助は、従来チュン病院(チュン郡に一つ)だけだったが、隣のプサン郡からエイズ責任者トムさんに援助の申し入れがあり、これまでと同じ様に、米や野菜苗の支援を始めた。
6.タイ、チェンマイ市のメ・ジョ大学生60名、研修に来場
タイの大学には公私立共、農業科に田植え機やコンバインが1台も無い。私は15年前、現在地に移り住んだ時“21世紀農場は斯く在るべき”とそれらの農業機械も揃えた。その為に、沢山のタイの農業指導者や多くの大学生等が研修に来られるのである。
7.タイの大学多数校が協力して谷口21世紀農場へ図書館の寄贈
建築は大学側700名の労力奉仕で、国道沿いの農場の敷地内5×12mに。蔵書は未だ400冊位。今後どの様に集めるかが課題である。
8.来訪者その他
① 鹿児島大学 6名 7日間
② 佐賀大学 26名 5日間
③ タイのナレソワン大学 30名 テーマ「何故有機農業か」
④ 熊本市東ロータリークラブ 9名
⑤ チェンマイ市の日本領事館より 安斉領事・橋本副領事
⑥ 大阪外語大生12名に「私の援助哲学」の講話(1時間半)を日本領事より依頼されて、
ミャンマーとの国境のメサイ市のホテルまで出張し、責任を果たした。
⑦ 北部タイ農業振興支援会(熊本)5名 7日間
⑧ 東京国立市 桐村亘子さん他3名 奨学金の里子との面会、エイズ患者支援
⑨ JICAの協力隊員 末永由貴子さん、川崎泉美さん他
⑩ 小田敏明氏 バンコクの日本の新聞記者(後日貴重な組写真を4部も送付下さいました)