冬その六

昨年まで借用していた崩壊田の後始末を、どうすべきか悩んでいたが、地主は相変わらずの様子なので、今朝一番に軽トラで出かけて、PL波トタンやら、架け干し用の竿竹等を、軽トラに積んで、自宅に持ち帰った。それにしても、農業の「農の字」も知らない地主が、半世紀も農業をしている私に向い「管理不行き届き」とは恐れ入る。今や少子高齢化の時代を迎え、田畑は担い手不足で、荒地がじわじわと拡大しているのである。恐らく数年後には、猪が出没するような水田は、担い手が居なくなり、原野に戻るに違いない。土手が崩壊した原因も、戦後の米不足から、山地沿いの桑畑を、無理やり水田化した、ツケが回って来たのである。