夏その十三

土地と云うものは、利用してこそ、その効用がある。何もしなければ、ジャングルに戻るのは時間の問題であり、猪などの住処を、提供しているようなものである。自家所有であろうが、借地であろうが、田畑は管理しなければならない。処が担い手の高齢化に伴い、それが困難になりつつある。田畑山林の中で、特に荒れているのが、山林だろう。私は筍掘り場と、椎茸ホダ場として利用しているが、荒れ果てた土地が、彼方此方に点在している。

目下緊急を要するのは、猪だろう。繁殖力が強く、多産系なので、農地に侵入して、田畑を台無しにする。そればかりか、我家の裏の竹林にも、侵入して、毎年筍を食い荒らす。人口減少の時代、この傾向は益々ひどくなるだろう。そして最後には、人が住めない地域になり、人々は都市に移住せざるを得なくなるだろう。