夏その十二

我家と対照的に、叔父の一家は、昭和の時代に故郷を捨てて、熊本市に移住した。我家と比肩する田畑山林を所有すれども、最早戻る術は100%無かろう。何と言う先見の無さ、誤った時代認識!あれもこれも、打ち捨てて、何としようか?土地は荒廃が進むばかりで、僅かに残された水田のみを、知人に無償で貸している。我家の向いの畑などは、最早ジャングル状態と云うしかない。不在地主とは云えども、見れば情けない限りである。