P&Pその八

この措置は劇的な効果を齎した。叔父一家は我家を通らずして、通行出来なくなり、云わば陸の孤島と化したのである。其処で仲裁したのがKさんだった。我家と比べ様もない、小さな家だったが、幾つかのパーツに分解して、隣のK氏宅の東側を、牛で引いて何とか表通りに面した自身の畑に移築した。その2DK程の家も、M家の障害者が暫く住んでいたが、老朽化していたので、持ち主足る私の従弟と協議して、10年程前に解体撤去し、現在は畑として活用している。