P&Pその六

それにしても、我家は係争が多かった。何故ならば、父は共産主義者、他方叔父は生粋の右翼信奉者である。同じ両親から生まれた兄弟でも、両極端の思想であれば、上手く行く筈がない。それでも父と叔父とは長男と末っ子の為に、年齢が離れていたので、父の権力は絶対で、叔父は子供扱いされていた。但し、父は文科系の為に、算数の問題は不得手だったようで、分からなければ、裏屋敷に住む叔父(当時高校教員)に「教えて貰いなさい」と云われていた。