働き方その三

私が今も鮮明に記憶しているのは、A氏の事である。関西出身で、所謂「口八丁手八丁」の人だった。何しろ話し出したら止まらない。延々と自説を述べて、ご自分の弁舌に酔っているかの如く、何時までも終わらなかった。話の内容は殆ど忘れたが、私は当時主幹(課長)だったが「何々をやり遂げたら参事(=部長格)に推挙して遣る」が口癖だった。勿論私の昇格云々を、氏の権限で出来る筈も無いものの、口から出まかせとは、このことを指すと云えるだろう。