田植その十六

市役所と「すったもんだ」の挙句の果て、埋め立てた土地の行く末をどうすべきか、私には名案も浮かばず、雑草が生い茂った荒地を見詰めては、溜息を付くしかなかった。それにしても、埋め立て地の土砂には大小様々な石が混ざっていた。私は最低限、水田には戻せなくても、畑地には出来るだろうと思っていたが、トラクタを入れて見て、ビックリ仰天!拳大から、頭程の石ころが、ゴロゴロ出て来て、中には巨大な岩も混ざっていて、トラクタの爪も曲がる様な有様。