稲作その三

稲作を脅かす事態には、環境変化の他に、高齢化がある。日本では千年もの昔から、営まれて来た稲作が、今やピークを過ぎ、じわじわと、然し後戻りが出来ない形で、縮小し始めたからである。それを如実に物語るのが、私に「田圃を借りて欲しい!」との言葉を、貰うようになったからである。以前は「田圃を貸して欲しい」だったのに、今まさに真逆の事態が、起きようとしている。