東芝破産その四

栄屋の当主は、我家の水田を、酒代の代わりとして、それこそ毎年一枚ずつ、次々に格安の価格で買い上げたのである。その水田跡地は、現在は道路と同じレベルに埋め立てられているが、南北200m東西50m程の広大な土地であり、トラックステーションの他に、農業機械やボーリング機などの大型機械類が、野ざらしの儘放置されている。勿論、斯様な農地転用行為は、厳しく取り締まられていて、簡単には認可が下りない筈(我家の目の前の土地も同様)なのに、どんな方策で転用許可が下りたのか、不思議でならない。