山その終章

石貫は玉名市でも広い面積を有する校区である。然し人口は少なく、下から数えた方が早い。即ち人口密度が低いということ。一方地勢は平坦で、南北に繁根木川が流れ、東西には山が迫っている。こんな地区は寒暖の差が大きく、水に恵まれているので、農業、就中コメ作りには最も適している。従って東日本大震災以降、多くの人々が移住して来られたのである。私はそれらの人々全員に、農業をされるように勧めた。何故なれば、人が生きる為に欠かせないものは、食と住だからである。その為のアパートも建設した。借りたいだけの農地を借りて提供した。それ以上のことは、各々方が決められることである。今は亡き母は、伊倉出身だが、石貫は山ン中だと言っていた。処がどうだろう!伊倉は今やゴーストタウン。石貫は老若男女がバランス良く住み、今や玉名市一番の地域だと思う。