田植番外その五

川に捨てられたゴミや、枯れ木、生竹は、燃え難く、暫く田圃に放置して、乾燥するのを待った。処がそれが災いの元になった。地主が来て「勝手に人様の田に入らないで!」とのクレームを頂戴したのである。これは困ったことになった。と言うのも、この山口田は、片白と異なり取付道路がなく、アクセスが悪い。即ち手前の田圃から、次の田圃へと行くには、畦道を横切らねばならない。加えてトラクタを田圃に入れたのが、地主の逆鱗に触れたのである。