昨日も今日も雨!梅雨入りにはやや早過ぎるように思えども、これから暫くは雨傘が欠かせない毎日となりそうだ。それにしても雨に纏わる歌は数知れず。雨宿り・雨に濡れた慕情・雨が止んだら・雨の朝貴女は帰る・ETC.他方、晴れや曇りにちなんだ歌は殆ど聞いたことがない。それほどに雨は人の心を打ち、ロマンチックな気持ちに誘うのかも知れない。それにしても時が経つのは早いもので、6月から7月に掛けては、田植のシーズンとなる。昭和の時代、田植えは稲刈りと共に、ビッグイベントであった。今のように機械化が出来ておらず、代掻きは牛の動力。田植は人海戦術で成されたからだ。子供も駆り出され、私も必死に大人に負けじと頑張った。あれから半世紀以上が過ぎた近年、田植・稲刈等の作業は、殆ど機械化されたばかりか、専業農家への業務委託が一般化して、田主は殆ど何もしなくなった。私は未だに老体を酷使して、何とか自力で遣っているが、後数年で限界が来るだろう。そうなれば、昔乍らの田植の風景も一変し、詰らなく成りそうである。終わり